外壁塗装や屋根のリフォームを検討しているものの、工事費用が高額で悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
そこで、今回は、東京の外壁塗装の費用相場に加え、外壁塗装を格安で依頼するためのコツや、注意点をご紹介します。
外壁塗装の費用相場
東京で外壁塗装を格安で依頼するなら、まずは外壁塗装の工事にどれくらいの費用がかかるのか相場を把握しておく必要があります。
まずは、相場を知り、実際に見積りを取った際の参考にすることをおすすめします。
施工する住宅の塗り面積によって費用は変わりますので、以下の表を参考にしてください。
作業 | 相場 |
足場 | 600~800円/㎡ |
足場防止ネット | 100~200円/㎡ |
高圧洗浄 | 100~300円/㎡ |
養生 | 250~400円/㎡ |
シーリング | 80000~100000円 |
下地補修 | 10000~20000円 |
下塗り | 600~900円/㎡ |
塗料塗り | 5000~50000円/㎡ |
外壁塗装|塗料別の費用相場
外壁塗装するといっても、どの塗料で施工するかにより、費用や耐用年数が異なります。
予算や目的に応じて適切な塗料を選択できるように、ここでは、塗料それぞれの費用相場について解説します。
外壁塗装|アクリル系塗料の費用相場
アクリル系塗料は一番安く、外壁塗装を低コストで仕上げたい方におすすめの塗料です。
アクリル系塗料は、軽量で重ね塗りしやすい塗料ですが、汚れやすく劣化が早いため、塗り替えのスパンが短くなる傾向があります。
1回のコストを抑えて頻繁に塗り替えしたい方向けの塗料といえます。
費用と耐用年数
1缶あたりの費用:5,000~15,000円
耐用年数:3~5年
外壁塗装|ウレタン系塗料の費用相場
ウレタン系塗料は、柔らかい素材で汎用性が高く、細かいところや複雑なところなど、どんな場所にも塗れる塗料です。防汚性はそれほど高くないため、定期的な手入れが必要です。
全面の塗装ばかりに利用するのではなく、費用を抑え、定期的に部分的補修をしたい方にもおすすめの塗料です。
費用と耐用年数
1缶あたりの費用:5,000~20,000円
耐用年数:5~7年
外壁塗装|シリコン系塗料の費用相場
シリコン系塗料は、現在、もっとも使われている塗料です。シリコン系塗料は、耐水性・耐久性・費用の3点で一番バランスの取れた塗料といえます。
また、透湿性が高いため結露しづらく、紫外線に強く防汚性にも優れているため、美観を求める方にはおすすめの塗料です。
費用と耐用年数
1缶あたりの費用:15,000~40,000円
耐用年数:7~10年
外壁塗装|フッ素系塗料の費用相場
フッ素系塗料は、塗料の寿命が一番長く、酸性雨や紫外線など、どんな気候にも対応できる塗料ですが、費用が高額になるのが難点です。
塗替えスパンをもっとも長期にできるため、家の寿命を延ばしたい方、何回も塗替えするのでなく、1回で終わらせたいと考える方におすすめの塗料です。
費用と耐用年数
1缶あたりの費用:40,000~100,000円
耐用年数:15年~
外壁塗装|光触媒系塗料の費用相場
光触媒系塗料は、もっとも費用が高額になる塗料です。
化学反応により塗料が汚れを分解し、雨の流水だけで汚れを落とせてしまう塗料です。
ただし、光触媒系塗料は白色しかないため、用途が限られてしまいます。雨が多い地域の方におすすめの塗料です。
費用と耐用年数
1缶あたりの費用:50,000~100,000円
耐用年数:10~20年
東京で外壁塗装の費用を抑える方法とは
ここまでは、外壁塗装に使用される塗料それぞれの費用相場について解説しました。
では、塗料から見た側面だけではなく、ほかに外壁塗装の費用を抑える方法はどのようなものがあるのでしょうか。
ここでは、費用を抑えるためのお得な方法を3つ紹介します。
火災保険を利用する
まず、外壁塗装の費用が0円になる可能性がある方法を紹介します。
それは、火災保険を利用することです。火災保険は、原因を火災とする損害だけが対象ではなく、自然災害が原因の損害に対しても適用される場合があります。一般的な住宅火災保険では、火災の他に、落雷や破裂、爆発、風災や雪災が原因の損害を補償しています。
火災保険で外壁の損傷が補償されれば、実質0円で外壁塗装ができる可能性があります。
自費での外壁塗装を考える前に、まずは加入している火災保険の適用要件をチェックしてみることをおすすめします。
助成金を利用する
外壁塗装の費用を抑える手段として、お住まい地域の自治体が扱う「住宅リフォーム資金助成」を利用する方法があります。
住宅リフォーム資金助成とは、地域の自治体が、住宅リフォーム費用の一部を支給してくれる制度のことです。
事例を紹介すると、目黒区では、一般リフォーム工事の費用を上限10万円として、工事費用の10%までを「住宅リフォーム資金助成」として支給しています。助成金は返済不要の給付ですので、対象の工事であれば大変お得な制度です。
助成金を受け取る要件は、たとえば、以下のとおりです。
- 工事の着工前に申請すること
- 必要書類をすべて提出すること
- 工事が完了したら報告書を提出すること
- 税金の滞納がないこと
参考:目黒区住宅リフォーム資金助成
※助成金の支給要件は自治体により異なります。詳しくは、お住まいの地域の自治体にお問い合わせください。
キャンペーンや割引制度がある業者に依頼する
お得に外壁塗装したいのなら、新聞やチラシ、地域のフリーペーパーや業者のホームページなどで、業者が提供するキャンペーン情報をゲットすることがおすすめです。
たとえば、東京及び近郊でリフォーム工事を提供している「リリーフ住宅」では、自社ホームページを見た方限定の「15,000円Web割引チケット」をプレゼントしています。
チケットは10万円以上の工事に対して利用できるとてもお得なものです。使い方は、割引チケットの画面を印刷して持参、もしくはスマートフォンなどで割引チケットの画面を提示する、のどちらかでとても簡単です。
リリーフ住宅のWeb限定の割引チケットはインターネットからのみ取得できます。
東京でお得に外壁塗装をするなら、まずは「リリーフ住宅」を検索してみてはいかがでしょうか。
東京で外壁塗装を依頼するときの注意点
「できるだけ安くしたい」と考えるあまり、しっかり検討せず、外壁塗装を粗悪な業者に依頼してしまうケースも発生しています。
ここでは、安さばかりを重視して依頼する場合に見落としがちな注意点について解説します。
追加費用がかからないか確認する
見積書どおりの金額で契約しておきながら、後から追加工事が必要になったと、追加料金を請求しようとする業者も残念ながら存在しています。
工事業者は、そもそも追加工事が発生しないように、最初に作業箇所をしっかり点検してから顧客に見積りを出すことが通常です。顧客が追加工事を依頼したわけでもなく、突然、追加工事の費用を請求してくる業者はあまりよい業者とはいえません。
そのため、このようなトラブルを防ぐためには、契約する前に、追加工事が発生する可能性があるのか、お互いの認識をすり合わせしておくことが必須といえます。
過度な値引きをする外壁塗装業者には注意する
そもそも外壁塗装は、過度な値引きができるサービスではないと認識しておくことが重要です。外壁塗装は、依頼された住宅ごとに、必要十分な塗料を使い、確実に仕上がる施工方法でおこなわれる工事です。
1つの外壁塗装業者だけが過度に値引きしてくるということがあり得ないのです。企業努力により安くなる分には嬉しいことですが、あまりに費用相場とかけ離れた値引きをしてくる場合は、塗料を薄めていたり、下地処理などの工程を省いている可能性も否めません。
過度な値引きを提示された際には、必ず「なぜ安いのか」を問い合わせする必要があります。
アフターサービスが充実しているかチェックする
家の寿命を延ばし、長く快適に住まうために外壁塗装工事するわけですから、メンテナンスなどのアフターサービスは切っても切り離せない重要なものです。
また、アフターサービス有りの記載があるにもかかわらず、施工したあとは、一切何もおこなわない業者も珍しくありません。。そのため、アフターサービスには、具体的にどのような内容が含まれるのかもしっかりチェックしておきましょう。
アフターサービスでは定期点検を実施してくれるのが一般的ですが、その際に出張料金などの別料金を請求する業者もいますので、注意が必要です。
アフターサービスが充実している業者を選ぶことは、外壁をいつまでも綺麗かつ機能性を失わない状態にすることに繋がりますので、とても重要なことです。
まとめ
今回は東京エリアで外壁塗装を格安で依頼するコツについて解説しました。
格安な外壁塗装を希望であれば、まずは費用相場を知り、見積りの参考にすることが必須となります。また、外壁塗装を格安にする方法として、火災保険や助成金、業者が提供するキャンペーンなどのお得な情報を押さえておくことも重要です。
さらに、依頼する前に、追加工事が発生する可能性はないか、過度な値引きになっていないか、アフターサービスは充実しているかなどをチェックすることもお忘れなく。
本記事を参考にコツを押さえ、格安かつ安心な外壁塗装を検討してみてください。まずはインターネットなどで外壁塗装業者を調べ、お問い合わせフォームから見積り依頼してみることをおすすめします。