外壁塗装コラム

外壁塗装で使う塗料の種類と特徴を徹底解説!

外壁塗装を依頼したいけれど、どのような種類の塗料があるのか知らない方が多いのではないでしょうか。

外壁塗装用の塗料は含まれている樹脂成分の違いなどでグレードに違いがあり、さまざまな種類や特徴があります。

今回は一般的によく使われる塗料の種類と特徴を徹底解説します。

 

外壁塗装で使う塗料の種類と特徴

外壁塗装で使う塗料には多くの種類があります。一般的によく使われている7種類の塗料の特徴を見ていきましょう。

 

ウレタン塗料

ウレタン塗料は、木から金属まで塗る場所を選ばない万能な塗料です。ウレタン塗料はアクリル系塗料と比較すると、耐用年数も少し長く、やや紫外線に強い塗料です。

塗料が柔らかいため外壁に対する密着性が高く、雨樋や雨戸などの塗装に適しています。

環境や立地によっては、それなりの耐用年数も期待でき、耐用年数は7年から10年程度です。

価格は1,800円から2,500円(㎡単価)が相場となっています。最近ではシリコン塗料が広く普及してきて、あまり価格差がなくなったことから、積極的にウレタン塗料を使うことは少なくなってきました。

 

シリコン塗料

シリコン塗料は、ベースとなるアクリルにシリコン樹脂を混ぜて作られた塗料で、正式名称は「アクリルシリコン」といわれています。

ベースはアクリルですが、シリコン樹脂を混ぜているためアクリル塗料と比べて耐用年数は10から13年と長く、雨や泥大気汚染に強く耐汚染性に優れているため、建物の美観性にこだわる人に向いているでしょう。

アクリル塗料やウレタン塗料に比べると高価ですが、近年ではシリコン塗料よりも耐用年数が長く費用対効果に優れたラジカル制御型のハイブリッド塗料が登場したため、ウレタン塗料と同様に、積極的に使うケースことは少なくなっています。

 

アクリル塗料

アクリル塗料は、塗料の主成分にアクリル系の合成樹脂が使われている塗料です。

アクリル樹脂は、プラスチックやボールペン、照明器具や看板など、身近な物にも使われており、以前は住宅の屋根・外壁塗装にもよく使われていました。現在は性能の高い塗料が登場したため、使われることが少なくなっています。

アクリル塗料の耐久年数は5年から8年になります。

 

ラジカル制御型塗料

ラジカル制御型塗料とは「ラジカル制御型の酸化チタン」と「光安定剤(HALS)」を使った塗料です。

ラジカル制御型塗料は高耐久性塗料の中ではコストが安く、シリコン素材よりも少し値段が高いぐらいですが、耐久性はフッ素塗装並みといわれています。

施工性が高く、サイディングやモルタル、ALCパネルなどに塗装する際に塗りやすく、塗料の伸びもよく、ムラが出にくいことが特徴です。

 

無機塗料

無機塗料は、紫外線などが当たり続けても劣化しにくい性質を持っています。

ビルのガラスや石などは、長年太陽に当たり続けていても多少劣化するのみで、樹脂塗料のようにぼろぼろに崩れる事はありません。これを応用して強い塗料ができないかということで、無機塗料は開発されました。

無機塗料はメンテナンス回数が少なく、燃えにくい性質がメリットですが、通常よりコストが高い傾向にあります。無機塗料の施工は業者の技術や品質が求められるため、豊富な経験のある業者を選ぶことが大切です。

 

フッ素塗料

フッ素塗料とは、蛍石を原料としたフッ素樹脂を配合した塗料のことです。

高価な塗料で耐久性や耐候性に優れており、一般住宅だけでなく、マンションやビジネスタワーなどの大型建造物にも使われています。また、フッ素樹脂には2種類あり、「3フッ化型フッ素樹脂」と「4フッ化型フッ素樹脂」があります。

「3フッ化型」は紫外線に弱く、耐久性は「4フッ化型」の方が優れています。

フッ素塗料のメリットは耐久性や耐候性の高さで、雨水や酸化、温度変化に優れていることです。

耐摩耗性も優れており、光沢が長持ちしやすいことが特徴です。

たとえば、シリコン塗料の光沢は8から10年ほどで減少するのが一般的ですが、フッ素塗料では、20年程の年月が経っても、10%ほどしか減少しません。デメリットは施工がやや難しいことと、塗膜が硬く弾力性がないためヒビが入る場合があることです。

 

ナノテクノロジー塗料

最先端のテクノロジーで樹脂をナノレベルまで小さくしたものがナノテク塗料です。

ナノテクのロジー塗料は多くのメリットがあります。汚れにくいこと、色褪せしにくいことや、速乾性がありカビや藻を寄せ付けないことです。価格は2,500円から4,500円(㎡単価)が相場でシリコン塗料より高額ですが、耐久性は11年から17年程度で耐用年数はほとんど変わらないでしょう。

ナノテク塗料は親水性が高く汚れがつきにくいものの、汚れが集中する箇所や雨が当たらない環境では、機能が低下するため効果を発揮するのに時間がかかる可能性があります。

 

外壁塗装ではどの塗料を選べばいい?

外壁塗装の塗料種類は数が多く、選び方に悩まれる方も多いのではないでしょうか。塗料ごとに選ぶポイントを解説します。

 

耐久性を求めるならフッ素・無機塗料

耐久性も求めるのであれば、高額ではあるもののフッ素塗料や無機塗料が向いているといえるでしょう。

フッ素塗料は、ビルやマンションなどの頻繁に塗り直しできない建物に使用されています。六本木ヒルズや、東京スカイツリーなどの高層ビルに使われているほどグレードの高い塗料です。価格は3,500円から5,000円(㎡単価)が相場で、一般住宅には高級品と思われがちですが、耐用年数が15年から20年と考えると、安い塗料よりもお値打ちともいえるでしょう。

無機塗料は耐用年数が20年近い高耐久の塗料です。無機と有機のシリコン結合の良いところを組み合わせており、海の近くのプラントや、公共性の高い建物にも採用されており、耐用年数の長さを証明しています。

価格は4,000円から4,500円(㎡単価)が相場で、耐久年数は15年から20年程度です。耐用年数が長く、ほかの箇所のメンテナンスサイクルとあわせられないため、トータルで考えるとコストが割高になる場合もあります。

 

コストパフォーマンスを求めるならシリコン・ラジカル制御型塗料

コストパフォーマンスを求める場合はシリコン塗料やラジカル制御型塗料を使用するといいでしょう。シリコン塗料は耐用年数も10年から13年でそれなりに長く、価格は2,500円から3,000円(㎡単価相場)程度です。どのメーカーでも売れ筋の塗料のため、さまざまな商品があり、多くの選択肢があり、生産管理などのノウハウも蓄積されています。

注意する点は価格が安い物から高いものまで幅広くあり、性能はほぼ値段に比例していることです。ラジカル制御型塗料は、シリコンよりも耐用年数が長く、最も高額なシリコンよりは価格も安いため、費用対効果が高い塗料です。

ラジカル塗料は、紫外線が当たってもダメージを受けないため、12年から15年程度の長期間の耐久性が保てます。また、ほとんどの商品が低汚染機能を備えています。価格は3,000円から4,000円(㎡単価)が相場です。

 

費用を抑えたいならアクリル塗料

アクリル塗料は、耐久年数5年から8年と短く、現在は新築時や塗りかえ時にも高耐久が求められるためほとんど使われていません。メリットは低価格で発色がいいことですが、デメリットは紫外線に弱く、汚れやすく、耐久性が低いことです。

塗り替えの頻度が高くなるので、数年後に建て替え予定の建物をとりあえず塗り替えておきたい場合や、屋外の小屋を塗り替えたい場合など、長持ちしなくてもいいけれど、価格を抑えて塗り替えしたいときに使われています。

価格は1,000円から1,500円(㎡単価)が相場となります。

 

外壁塗装の塗料選びは専門業者に依頼しよう!

外壁塗装の塗料選びは、専門業者に依頼することで失敗がなく不要な出費を抑えることにつながります。専門業者に現地調査をしてもらい、調査の結果にもとづいた見積もりを作ってもらうことが大切です。説明がわかりやすく、施工実績が豊富な会社を選びましょう。

 

まとめ

外壁塗装用の塗料にはさまざまな種類や特徴があるため、どの塗料を使えばよいか迷われる方が多いのではないでしょうか。外壁塗装用の塗料の特徴を知った上で、費用と耐用年数のバランスを考えて選ぶことが大切です。

また、施工実績が豊富な専門業者に塗料を選んでもらうことで失敗がなく出費を抑えることに繋がることでしょう。

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